お料理&お料理写真チャレンジ 白和え
京のおばんざい屋さんで、板前さんが作った白和えを食べました。力強い出汁(だし)の旨味、和え衣はクリーミーで、ずっしりとしたコクがある。感動の美味しさです。 早速、京料理の村田吉弘料理長の方法で、作ってみます。 ① 京料理の出汁は、昆布を多めに使うのが特徴です。昆布を水温 60 度という低温で、 1 時間も煮出すという、時間のかかりよう。昆布もかつお節も、大きなパックの半分を使い切る、大変贅沢な出汁です。 ② 具材は、それぞれ別に煮て、味をつけた「八方だし」に漬け込んでおきます。 ③ 和え衣は、お豆腐を 2 時間かけて水切りし、裏ごしし、更にすりこ木で、これでもか!というくらい念入りに擦って作ります。 ④ 具材は、しっかりと水分をきり、和え衣とは、食べる直前に和えます。 完成までに 2 日を要する、ありえない手間のかかる白和えです。 それでも、食べてみれば、板前さんの味そのままの、感動の美味しさが待っていました。 丁寧に作った料理は、丁寧に作られた器に、盛り付けたくなります。 選んだのは、木地師の玉井智昭さんの作品。透明感のある木目が、美しいです。